願書の仕上げに子どものおもちゃに助けられた話

~2022 お受験振り返り~

志望校へ願書を取りに行く

多くの学校では願書は、ミライコンパスや学校のウェブサイトからプリントして手書きするようになっているが、願書を手渡ししている学校がいくつかある。

昭和女子大附属小学校もそうだ。
願書を取りに行く必要がある。できれば郵送してもらいたいが、基本は現地にもらいにいかなければならない。玉川学園小学部も同様だった。

東京農業大学稲花小学校はこのあたりのDX化において先進的である。多くの申請を処理するためには、手書きでは対応できないのであろう。親の面接もZoomで実施。
事前提出の質問票はWordで提出となっていた。

多くの学校では、願書を手書きさせることで、コピペできない&その家庭の本気度や丁寧さのフィルターになっているかもしれない。

「願書をしっかり書けないのなら、我が校に入学する資格はない」

ということなのかもしれない。

学歴フィルターのように、願書の丁寧さフィルターか。

願書に添付する志望動機はたいていA4サイズ1枚の半分くらいだが、たまに2枚という学校もある。
2枚の文字数を手書きで書くのはかなりシンドイ。必ず間違える。
そして行がだんだんと曲がっていったりする。

身体が曲がっているのか、まっすぐ文字を書ける機能が損なわれている。

こんなときに願書が一枚しかないなんて不安しかない。一文字でも間違えたら終わりだ。
そう考え、昭和女子には別日にもう一部取りにいった。

願書は書き損じにそなえて、できれば最初から2部入れておいてくれるとありがたいが、こちらの都合なので決してそんなことは言ってはいけない。

夜な夜な願書のアウトライン、差別化できそうなエピソードネタ探し、推敲、夫婦でブレスト。

異なる意見をねじりハチマキのように1本になんとかまとめ上げる。そして塾のチェックでダメだしをされてまた書き直す。

そんなループを連日深夜に繰り返していると、寝ていても頭の中は願書の構成に埋め尽くされていて、寝ているのかうなされているのかという状態。

いろいろ悩んでこれでいこう!

と思ったが、結局一番最初に書いた案が良かった!
ということもある・・・

そしていざ書こうとすると文字数がオーバーしていて、表現を変えたりしなんとか10文字切り詰めるフェーズに入ります。

もはや文字削り職人。

パパの文字は象形文字のようで、願書どころか他人が解読するのが難しいほどである。
そのためパパが願書を書くという選択肢は最初からない。

我が家はママの巧緻性が高く、文字がとてもきれいなのである。

パパは字がキレイに書けるというスキルの代わりにサッカーボールのリフティングを500回できるという能力を持っているが、(小学生のときのこと。現在は10回もできない・・・)大人になるとなんの役にも立たない。

ということでママが願書をきれいに書いてくれる。パパはとても感謝している。

あるパパ友はネットでみつけた人に7000円払って願書の代筆をしてもらっている。

そんなママでも願書の清書は気を使うので、願書にはえんぴつで薄く線を引き、文字の高さがずれないように注意している。

鉛筆で下書きをしその上をペンでなぞるように書いていくのだが、願書用の紙が厚めだとトレースが難しい。

そんなときに、ママが娘の部屋からひっぱり出してきたのがこれ

すみっコぐらしのトレーシングおもちゃ。

これが想定外に使えるのだ。

願書の下書きを置くと下からのライトで清書がしやすくなる。

まさか、娘のすみっコぐらしのトレーシングのおもちゃが願書作成に役に立つとは。

娘がこのおもちゃを欲しがったのは、来るであろう願書作成の未来を予見していたからなのかもしれない

信じるか信じないかは…

そんなわけない。

たまたまだ。

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