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サラリーマンパパが娘と私立小学校合格を目指して取り組んだ12のこと&合格までの記録

考査の待ち時間に何をするのが正解?田園調布雙葉小学校の体験会に娘と参加して、ビビる庶民

考査真っ最中である。

今日は考査の待ち時間に読もうと思っていた本を家に忘れてしまった。

手元にあるのは付箋2枚と受験票だけである。さて2時間なにをするか?

そんなときは人間観察をするのがいいが、自分は前から2列目。見える人が二人しかいない。

ガチですることがない。パソコンやスマホの使用はOKとなっているが、それは罠である。

部屋の後方から学校の関係者に監視されている。←思い込み。

だからデバイスは使用してはいけないのだ。

時刻を確認するためにスマホをチラっと見るならいいかもしれないが、パソコンでカタカタ仕事なんてはもってのほかだ。

デジタルデバイスなしに待機時間を耐えたら合格がいただけるかもしれない!とストレスで思考が正常ではなくなっている。

お受験はそうゆうものだ。

いよいよすることがないので、自分の雑念マインドマップを付箋の裏に書いたり、壁の模様や天井と壁のつなぎ目を凝視していると、幽体離脱しそうな気がした。それほどメンタルがジェンガである。

最終的には眠くなってきたので、フィボナッチ数列をどのくらい計算できるかチャレンジしたが、さらに眠くなってしまった。


さて、10月後半になり

「合格した!」
「ご縁なかった・・・泣」

という報告が聞こえてきます。

我が家も真っ最中であるが、気にせず自分のことだけに集中してなんとか正気を保っている。

もうすべて終わったら、積みあがったプリント類を一刻も早く捨てたい。

全部捨ててスッキリしたい。

しかしスッキリするためにはなんとか笑顔で終わらせたい。

この時期は気持ちの上げ下げボラティリティーがひどい。

そこで、落ち着くために過去に書いてまだ公開していなかった記事を上げていくことにします。

田園調布雙葉小学校の体験会へ

自分のような庶民が足を踏み入れてもいいのだろうか?

軽々しく訪れてはいけない。この地は選ばれた者たちの場所だぞ。うかつに近寄るな。

と祖母から言われたことはないが、自分は田園調布とは無縁な人間だった。

田園調布雙葉小学校の存在は自分が高校生の頃から知っていた。

それは田園調布にあったカフェでバイトをしていたことがあるからだ。

カフェの上階にはお受験教室があり、授業を待つ間カフェで品よく歓談しているマダム達のことをいまだに覚えている。
(高校生からみたらマダムだったが、今の自分よりも若いママさんたちだったのだろう)

自分とは関係のない世界だった。

それなのに、いつのまにかマダム側の人間になっていた。高校生ぶりに田園調布を訪れた。

今日は雙葉小学校の学校説明会と体験会。

通常、入ることも見ることもできない学校に行けるのは貴重である。

いつもアルマジロほど丸い背筋が今日はビシっとしている。

学校は駅から遠いが、交通量も少なく閑静な立地で不審者も少なそうだ。

池袋で朝まで飲んで酔っ払ったオヤジが、駅まで向かってふらふら歩いているようなこともなくて安心である。

体験会では
・おりがみで制作
・しおり作り
・ペンダント作り
に参加した。

場所見知り、人見知りする娘でも高学年の素敵なお姉さんの誘導でビビることなく着席し、楽しく体験に参加できた。

飽きることもなく1時間あっという間。

図書館では6年生が本を読んでくれた。参加している年長ガールズ集団に対して全生徒が優しいのである。

廊下にいる案内係の生徒たちは小学生2周目のような振る舞いをしている。

どうしたらこのようなしっかりとした小学生に育つのだろうか?

同じ志を持った同級生、学校の方針で日々学ぶことでそのような人格形成がされていくのだろうか。

学校内だけでそれなりに振舞っている、演じているわけではないだろう。1年生から時間をかけて積みあがってきた徳がこの堅実さと純真さを生み出しているのかもしれない。
と感じた学校訪問であった。

中学、高校の偏差値と先の進路をみたら、多くの親がこの学校に通わせたいと思うだろう。

学校のホームページをみると情報はあまり公開されておらず、どちらかと言えば情報は小出しに最低限に。という印象。

インスタをやっている学校もあるのに、方針が180度違う。

倍率は5倍以上のため、説明会では少し強気な発言も受け取れた。そう感じたのは自分が「徳においては純真」ではないからなのかもしれない。

家庭が学校を選ぶのではなく、学校が入学してほしい子供を選ぶということが伝わってくる。

ご縁があったらいいなと思いながら、帰路についた。

カイジも言っていた。

「今日がんばった者。今日がんばり始めた者にのみ…明日が来るんだよ…」

ざわざわ ざわざわ

最後まで諦めずにやってみよう。

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