スーパー銭湯やプールのロッカーで戻ってくる100円を取り忘れると、すんごい損をした気持ちになる。
いつも「取り忘れてたまるか!」という強い気持ちがあることに気づいた月曜日です。
毎日、保育園から帰宅後に15枚のプリントをやることを目標にしている。
しかし、娘は1日遊んで疲れているため、1枚のプリントをやるのに10分以上もかかることがある。
すでに仕上がってきている子なら1枚1分で終わるような低難易度の問題である。
四方観察、回転図形、シーソーは見ただけで、渋い顔をする。
そして、難敵は基本的なしりとり問題である。
娘の語彙力レベルには圧倒される。
よくないほうに圧倒的に不足している。
かまきりの絵をみせると「コオロギ」
クワガタの絵をみせる「コオロギ」
カブトムシはちょっと考えて「コオロギ」
なんでもコオロギなのかっ!!
セミだけは正しく認識している。
おかしい、いつもなら正解できるはずなのだが・・・
日々、イラストと実物を見せながらインプットしているが、記憶に定着する気配がない。
なぜだ?
隣の席の子は、プリントにでてくるものならほぼ覚えているというのに・・・
「比較してはいけない」
「他人と比較してはいけない」
と自分に言い聞かせつつ、娘に気づかれないようにため息を吐き出す。
「ぷはーーーーーーーっ」
地球温暖化の原因の一つと言われている牛のゲップくらいでている。
娘よ、父に「Stop the 地球温暖化」をさせてくれないかい?
モノの名前を知らないと、しりとり系の問題は全滅だ。
今朝も、「文字の頭の音だけを並び替えると何になるでしょう?」という問題に取り組んだとき、
かめら
しょうぼうしゃ
かめ
答えは並び替えると「かかし」なのだが、娘は「かしか?」まではたどり着くことができた。
しかしそもそも「かかし」を認識していないので、存在していない「かしか」が答えと言い張る。
そもそも「かかし」なんて覚える必要あるのか?
「誰だよ、この問題考えたの プンプン」
と他人に八つ当たりする父。
しかし、これでも頭音の問題はマシなほうである。
尾音のほうは、まず問題の意味を理解していないところからのスタート。
「サイ」のイラストを見て
「カバ」と答える。
父「これはサイだよ」
「終わりの音は何かな?」
娘「サ」
父「イだよ」「サイだからね」「イだよ」
娘「カバだよ」
父「サイだね」「イだよ」
「では、カバの終わり音は何かな?」
娘「カ」
父「カは最初の音だね」
「終わりの音は何かな?」
娘「うーん・・・イ?」
父「・・・」
「そしたら、これは何かな?」
娘「ハト」
父「黒い鳥だね」
「カから始まる」
娘「カラス!」
父「そうだね」
「終わりの音は何かな?」
娘「カ」
父「それは始めの音だね」
「終わりの音は何かな?」
娘「ス?」
父「そうだね!」
「そしたら、終わりの音二つ合わせると何になるかな?」→(イスが正解)
娘「無言」
父「左の動物は何かな?」
娘「カバ」
父「サイだね」
「サイの終わりの音は何かな?」
娘「サ」
父「・・・」
ということで最初のやりとりに戻る。無限ループだ。
3分前に教えたのに、何も覚えていない
サイとカラス
この2つの終わりの音「イス」を言うだけなのに
それなのに
無限地獄を繰り返すこと10分
娘「わかんない!やだ」
「やりたくない」
机につっぷしてて、嘘泣きをする5歳児。
まだプリント2枚しかやっていないのに、娘は拒否権を発動。
こんなときは、なにを言っても気分を持ち直してプリントを継続させることはかなり難しい。
「終わったら、ゲームしようね」
「シルバニアファミリーのお家つくろう」
というようなその場しのぎの、ご褒美っぽい言葉を繰り出して、なんとか気分をとり戻してくることがあったが、もう無理である。
もう、そんな使い倒されたことではもう騙されないぞ
という顔をしている。
お受験先輩が過去に膨大な試行錯誤を繰り返して、研ぎ澄まされたメソッドを導入する時がきた。
プリント1枚やったら、消しゴム1個もらえるシステムである。
これだと娘の集中力が少し高まりやる気がアップする。
先にこれをやってしまうと、残り4ヶ月ごほうびがモチベーションとなってしまうので、できればやりたくなかったが、しかたない。
長女のときに大活用した消しゴムたちを引き出しから、引っ張りだしてきた。

明日からはこれでなんとかモチベーションを維持できるか試そう。
今日の実体験
ベランダのプランターで植物を植える。

・きゅうり
・なす
・トマト
・とうもろこし
・あさがお
植えているときは楽しそうにしているが、三日後に何を植えたのか質問しても
なにも覚えていない。
「・・・・」
親の悩みは尽きない。
学んでも学んでも忘れてしまうのはパパ似なのだろう。
考査本番まで残り 129日