お受験が終わったらやりたいことがたくさんあった。
娘のモチベーションアップのために、ごほうび冊子を作った。
子どもが行きたいと言っていたディズニーランド、USJ、プール、サンリオピューロランド。
そして、親もやりたいと思っていた温泉旅行、部屋の模様替え、整体、バーベキューなど
お受験が終わって放心状態になってそのまま日常生活に流れるように戻ってしまい、なにもやっていないことに気づいた。
スキーや日帰り温泉などは行ったが、
ポストお受験の生活は以前とあまり変わっていなかった。
大きく変わったのは家族全員のストレスが激減したことだ。
ペーパーや問題の復習、巧緻性の課題など、やることがチョモランマだったのに、それがゼロになってギスギスした感情が赤ちゃんのおしりくらいつるんとなった。
そして,気づけば三月。
保育園の卒園式である。
やっと?
とうとう?
どう表現するのか、成長の嬉しさと、寂しさが混在している。
泣く娘を抱っこして通った道。
発熱してお迎えにいったこと。
転んで、顔面から出血したこと。
たくさんの思い出をいただいた。
階段からジャンプしたり、公園で友達とバトルなど後からきいてヒヤヒヤすることもあった。
しかし、1歳から通って6歳になった3月、卒園式を迎えることができた。
親として、頑張ったなという感覚はなく。子どもがよくもこんなに通ってくれたな
という思いの方が強い。
大好きな友達に出会い、たくさんの先生にお世話になった。
娘はどう思っていたのだろうか?
パパ
私ね保育園行きたくないの。
恥ずかしいの。
パパと離れるのが寂しいの。
今日はパパと一緒にいたいの。
だから無理やり置いていなかいで。
ずっと抱っこしてくれない?
そうゆう感情があったのかもしれない。
上手に伝えることができないので、泣いてパパから離れないことがとても多かった。
保育園でパパ抱っこから30分離れないことが何度もあった。
そんな瞬間が愛しい。これは子どもからもらえるギフトだ。
子どもが親を求める時間は短い。
もう半分は過ぎてしまったのだ。
卒園式で、そう思うとジーンと涙が滲んだ。
先生に名前を呼ばれ胸を張って、卒業証書を受ける娘。
ここまで、成長してくれてありがとう。
パパはあなたの頑張りを誇りに思う。
大事に育てた宝物がいっそう輝いていた。
親バカである。甘やかせて育てている。
パパは年老いて行く。
あなたには数えられないくらいの可能性がある。
自分の足で、力で前に進めるように、あと少しだけ、抱っこをして、たくさんハグをして甘やかせたい。
卒園おめでとう。
そして、2週間後に始まる小学生生活。
新たなマイルストーンだ。気持ちを引き締めて取り組んでいこう。
この気持ちを忘れてはいけない。
まもなく始まる小学校生活は、2年間頑張ったお受験勉強の結果だということを。