お受験対策の定番、みんなやるよね自然体験！ ということで田植えに参加してきました。
長女のお受験対策で、田植えと稲刈りに高額課金してきた記憶が呼び起こされる。
高額でも参加するのはお受験勢しかいない。田んぼの駐車場には違和感のある高級外車が目立っていた。
我が家は国産の低級車・・・田んぼに良く似合っている。
そして、巧緻性が高そうなキッズ達が集合してくる。
稲刈りするだけで、大人も子供の一人9000円という強気な価格設定のイベントにアイニで参加してから、田植えイベントは敬遠していたが、今回は地元の自治体が実施する田植えを見つけたので、そこに申し込みをした。
価格は一人500円。
親子４人でも2000円である。アイニで参加したときは3万円弱という田んぼにマッチしない価格帯だったので、田植えに対するネガな気持ちは今回でポジに上書きされた。
長女（小２）はノリノリで苗を植える一方、次女（5歳）は泥まみれになるのが嫌で、マダムのように日陰から見学している。
マリーナベイサンズのプールサイドだったらそれでもいいが。
田んぼに入らたがらない女児が他にもいる。キレイでいたい年頃なのだろうか。
「せっかく来たんだから、これは体験しないと！」
と考えた結果、パパは次女を抱っこして田んぼに突入。次女は空中から汚れずに苗植えするというアクロバティックな技を繰り出した。
右手しか汚れないので、次女はニコニコでどんどん苗を植えた。それを支えるパパの前腕と上腕が限界に達するまで。
ー翌日
パパの腰は爆発した。
長女は泥まみれになりながら、おたまじゃくしを見つけたり、ザリガニに驚いたり、終始大興奮。
次女はずっとパパの背中にしがみついていた。
体験をストーリーに変換する
さて、この体験をどうお受験に生かすか？
ここから、あくまでも一例として紹介します。
これが正解かどうかは分かりませんが、面接や願書のエピソードとして使えそうな展開に持っていきます。
例えば、面接で「田植えで大変だったことは？」と聞かれたら、田んぼ、苗、泥、などのキーワードは娘が覚えているので、自分の体験として話すことができるでしょう。
それにこう付け加えると、話に感情が入って相手に伝わります。
「パパがぎゅっと抱っこしてくれて、空中から苗を植えました。それが楽しかったです！」
おそらく他の家庭ではこんなエピソードは話せないでしょう。
ここが差別化のポイントになりそうです。
伝え方次第でこのエピソードは面接官の心に残りそうです。クスっと笑いを誘えたらなおGood。
「この体験を通して娘は、普段食べているお米がどうのように作られるのか？ということを学び、それからはご飯の前に自分で植えた苗もご飯になるかな？とご飯を作ってくれた人に感謝しているようです」
と親が付け加えることができるかもしれない。
「最初は泥に触れるのも嫌がっていたのに、田植えが終わってからは、長女と一緒に泥んこになって遊ぶようになりました。苦手だった虫もどんどん探すようになりました。」
と異なる角度から田植えをみることで、田植えが成長のきっかけになったというストーリーに展開することができます。
ただ自然体験をするだけではダメで、そこからどんなストーリーを展開していくかが差別化のカギになります。
田植えを通じて
・お米作りを学び、感謝の気持ちが芽生えたというストーリー
・泥と虫を克服したストーリー
・パパの背中にしがみつき、家族の楽しそうな様子が伝わるストーリー
などを軸に、娘の成長や家族の絆がアピールできそうです。
これはあくまでも今思いついた例なので、考察が不十分なところもあります。
ポイントは自然体験から話を話を広げると他の家庭とは違うストーリーで着地できるというところです。
パパは
「考査までは、いろんなエピソードトークができるように、ネタをストックしなければ！」
と取材記者のようなメンタルになっている。
常にエンジンが回転していて、エネルギーがどんどん消費されている気がする。
疲労回復のため、リラクルでマッサージをし、nana’s green teaの抹茶白玉パフェを週一回までは食べていいことにしている。
考査本番までにメタボなってしまうかもしれない。
考査本番まで残り 148日
