▶サラリーマンパパが娘と私立小学校合格を目指して取り組んだ12のこと&合格までの記録


「行きたくない! 行きたくない! 行きたくない!」

「勉強しない! 勉強しない! 勉強しない!」

「もう帰る! もう帰る! もう帰る!」

幼児教室の入口で娘が号泣しながら呪文のように繰り返した。

パパ「……」

娘のすさまじい嫌がりと反抗に対してパパの感情はフリーズした。

どんな言葉を発すればいいのか、なにも思いつかなかった。

 ー これは年中の娘がお受験教室に通い始めた時のことである。

5歳児が自ら喜んで勉強するわけない。親が「娘のために」という美辞麗句にすり替え、お受験を子どもに押しつけた結果がこの反抗だった。

小受を親から押しつけられた子どもは親のために受験するのである。

こんな状態の娘とパパがどのようにお受験に向き合っていったのか?

その詳細はNoteで記事にまとめて販売することにしました。

この記事はパパ(外資系IT企業に勤める40代)が、娘の小学校受験をプロジェクトマネージメントと見立て、2022年に実践したことをまとめたものです。

娘は難関校の1つである私立女子小学校から合格をいただき、2023年4月に小学生になりました。

家族構成は

  • パパ(外資系勤務プロジェクトマネージャー)
  • ママ(医療事務)
  • 長女(小1)
  • 次女(年中)

の4人家族です。※2024年3月時点

小受対策は長女が年中の夏からスタートしました。

「小受をするぞ!」

と家族会議で決まったのが年中の6月。翌年の11月がロンチ日(考査本番)でした。小受界隈では遅いスタートです。

ロンチ日を11月1日と設定したこのお受験プロジェクトは519日とプロマネのタスクとしては長いものでした。

私立小学校を目指す多くの家庭と同じように、最初は情報がまったくない状態からのスタートでした。とくに公立のみで生きてきたパパにとっては未知の世界でした。

そして現在、次女(年中)のお受験プロジェクトがセカンドシーズンとして進行しています。考査日は2024年11月です。

共働き家庭がゼロから小学校受験を開始し、どのように合格までたどり着いたのか。パパ目線の体験と我が家が実践したことを紹介します。

※以下のことはあえて言及していません。
・お受験を決めた理由
・志望校の選び方
・小学校受験のメリットやデメリットについての考察

そのため、受験するべきかどうか悩んでいるご家庭には参考にならないことをご承知おきください。

「小受するぞ!さてなにから始めるか?」と考えているパパ向けの内容が主となっています。

娘は第一志望、第二志望、第三志望と受験したすべての学校から合格をいただきました。(四校目以降は受験を辞退)

「もともと優秀だったんでしょ?」

と言われることがありますが、そんなことはありません。今だに奇跡だと思っています。考査本番の日、娘以外のすべての子が調子悪かったのかもしれないと思ったほどです。

模試を受ければ点数は常に平均以下。

かけっこ、なわとびなど運動能力は平均よりもやや高いくらいだったが、ペーパーに関しては特にできるわけでもなく、平均よりやや以下を安定して保っていた。

運動能力が高くても、指示行動がきちんとできるということではない。先生の指示を聞かずにぼんやりとしていることもあり注意されていた。

「白の線までスキップしてから、クマ歩きし、赤のコーンを左回りで戻ってくる」
というようなサーキットも指示通りできていなかった。

娘の平均点を上げるべく家でペーパーの復習、サーキット運動の練習をし、娘ができることを増やす努力をしました。

しかし、娘が勉強してレベルアップするのと同じくして、他の子も能力を高めていくので、その差は埋まらず、娘のスコアはいつも平均よりやや下でした。

難関校ですから求められるレベルは高かったのです。

それで焦って苦手な課題を克服するために勉強時間を1時間増やしたことがありました。これは失敗でした。勉強時間が長くなったストレスで娘が勉強に対する拒否反応を示しだしたのです。

振り返ってみると重要なのは希望校の採点戦略に適した対策です。

ペーパーの点数が合格ラインを超えていたら、満点を目指す必要はないということです。

小受の攻略が難しいのは、明確に「どんな子が合格するのか?」という指標が数字だけではないからです。

その子のハンカチの使い方、姿勢、挨拶の仕方、その場の空気を読んで行動する判断力など、点数化しにくい要素が多く影響します。

また、親の学校に対する情熱、面接での話し方や態度なども評価の対象です。しっかりと学校のことを調べてきているのかは面接で見抜かれます。

特に父親がお受験対策をすべて母親に任せている場合は、父親の回答からバレバレです。これだけやっていたら合格するという秘密の答えが存在しない世界です。

模試でいつも上位にいた子が不合格だったりするのです。それはグループワークでやや強引さが目立ってしまったり、周囲に対する配慮のなさなどがあったかもしれません。

そこで私は「ペーパーで満点を取るよりも、総合的にみて大きな減点がないほうが合格に近づく」という仮説を立てました。

それは我が家が3校から合格をいただいた結果から導き出したものです。

まず、お受験に正解はないと定義します。

その子により答えは異なります。そのため、1つの答えを見つけようとするよりも、お受験に必要とされるポイントを1つつづ確認し、積み上げていきます。
そのほうが親子ともにメンタルの負担が減ります。

小受対策ではあれをやって、これをやってと情報が多すぎて、寄り道をしがちです。我が家もそうでした。

X(旧ツイッター)で見つけたおすすめの過去問題集を手あたり次第に手に入れて、数ページだけ取り組み、時間がなくなって放置という状態です。

「小学校受験をすることは決めたが、なにから始めるのか分からない。」

という私のようなママ友ネットワークもなく、お受験情報に関してググる、教室で質問するしか術がない場合はしんどい戦いです。

いろいろな教室での配布物、セミナー、販売されている書籍を読みまくる。

そして、集めてきた情報を取捨選択し、自分のフィルターを通し、試して改善をしていくという長期プロジェクトでした。

今から半年後(2024年11月)には次女の受験があります。できれば次女も長女と同じ小学校に合格してほしい。

そのことを考え、長女のお受験プロジェクトのアクションアイテムをリストアップし、結果を分析、PDCAを回してきた結果をログとして記録してきました。

そこからするべきことを取捨選択した我が家のお受験の記録です。この続きはNoteで販売しています

これから小受を目指すみなさまの一助になれば幸いです。


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