子どもだけ勉強させようとしてはいけない。親も一緒に勉強することが大切ということに気づいた

おとといは慶應横浜初等部の合格発表だった。

一次試験を突破した娘のクラスメートは残念ながら合格はいただけなかったそう。

15倍とも言われる超難関校。合格することは難しい。

その子は誰からみても優秀で、勉強だけでなく運動もでき、指示行動から絵画まで素晴らしいのに、それでも合格をいただけない。

いったいどんな子が選ばれるのか?

自分の子どもではないが、すごくできる子なのに・・・学校が選ぶ基準と合わなかったのだろう。

お受験は残酷である。勉強や集団行動が高いレベルでできるだけでは合格できない。縁も必要ということなのだろう。

その子は年少からジャックに通い、週末も3コマ勉強に費やしたのを知っている。

我が家の娘が遊んでいるときも、その子は勉強していた。

娘がダンス、水泳、体操、スキーなどをしている時間も、その子は我慢して、毎日コツコツと受験に向けて準備をしていった。

そうやって積み重ねてきた努力(と我慢)の結果、他の難関校には合格した。

その子の第一志望校ではないが、ダントツの評価で合格したのだろうと思っている。そのくらい仕上がっていた。

お受験が終わった今、年少から我慢していた習い事、遊びが解禁されてとても楽しそうにしている。

お受験は子どもが大きく成長する機会だが、メンタルのコントロールができないと、親子ともに最善の結果にならないこともある。

夏期講習で追い込みすぎて、燃え尽きることもあるらしい。

我が家はゆるかったので、娘は燃え尽きるどころか火もついていなかった。

それはそれで問題ではあるが、やりすぎて
勉強したくない!
教室行きたくない!

となるのを恐れたあまり、余白を多くしすぎたのは否めない。

チキンレースでいちばん最初にブレーキを踏んで脱落するだろう。

娘が教室に通っている間、先生から合格圏内であるとか、ここが弱いから強化しましょう
ということは特に言われなかった。

教室のスタンスとしては、聞かれたら教えるけどね
という感じだった。頑固親父のラーメン店か。

我が家は大手の教室の他に、プライベートの教室にも通っていたのでそちらの先生にガッツリと仕上げてもらったと言える。

たまたまではあるが、結果として大手の良さと個人教室の良さ両方をうまく活用できた。

受験が終わるとみんな好きなことを言う

きっと合格すると思ってたよ

最後の伸びがすごかったね

諦めない気持ちがどんどん身についてきてたよね

教室はそうゆうものだ。不合格だったときの保険として事前にはあまり言わず、合格すると後からいろんなコメントがでてくる。

合格をいただいたのでシンプルに親としてうれしい、教室で学んでよかったです。

と伝えておいた。

面接なんて終わってしまうと、あっけないもの。

あれ?これだけ?
と拍子抜けした場合は、いつも事前準備を念入りにしていた場合である。

なにを聞かれてもほとんどの質問に澱みなく答えられる。
それは仕事をせず9時から5時でひたすら面接の想定問答を脳内でシミュレーションしたからだ。面接の過去問答集500というのを頭に叩き込んだ。

そして、多くの質問に対して我が家の教育方針につなげて着地させることができるようになった。

「お父さまはお子様の教育について気をつけていることはありますか?」

「休みの日どう過ごしますか?」

ここで参考書にあるような、使い古された回答をするのはNGである。
先生は見抜いてる。
どんな本で対策してきたかってことを。

6校の面接を経験して確信したことは

質問に回答する際には、
①端的に結論を述べる
②つぎに我が家のエピソードをからめて
③父親としてどのように子育てに参加しているか
もし時間が許すなら、追加でほっこりするエピソードを入れる。

クスッとするような、こどもの行動や発言を伝えると、多くの学校で、その後和やかに面接が進んだ。

例えば、子どもなのに大人みたいなワードを覚えていて、
「今、考えております」
「かしこまりました」
なんて娘が発言したり
「好きなご飯は鶏のナンコツです」
と回答すると先生は面白いこと言うなという顔をしていた。

また、面接中にママが緊張してアワアワしていた際、
「すまみせん。緊張していて」とぶっちゃっけてしまうと、先生は緊張をほぐそうとちょっとしたジョークを言い、その場を和ませてくれた。

なにも回答が思つかないときはこの

「緊張しておりまして」

のフレーズが使えた。

考える時間を少しかせげるし、キリっとまゆげの面接官も優しくなる。

また、「立ってお話ししましょうか?」と緊張をほぐす提案もしてくれた。

次女の受験のためにここに自分のメモを残しておく。

・面接では笑顔を忘れるな
・緊張しても早く話すな、ゆっくりと話せ
・志望動機と学校をしったきっかけだけはよどみなく話せるように練習すること
・ほっこりエピソード、クスッとなる子どもの発言をメモしておいてストックしておく

田植え、稲刈り、野菜の収穫などの体験、エピソードはもう聞き飽きているので、定番ではないエピソードを仕込んでおくこと。

一緒に料理をして、娘が変わったものを具材にチョイスするエピソードはどの学校でも先生が食いついたのでオススメである。

例、餃子の具にみかんやチョコレートを入れた。お味噌汁にレーズンなど

子どもの自由な発想が伝わると先生の印象が良いと思われる。

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