先日、地元の地区センターでたけのこ掘りのイベントがあった。
このイベントに参加するため1時間前に集合場所に到着すると、なんとすでに満員で受付停止になっていた。
いつもは1時間前に行っても誰もいないくらいローカルな地区なのだが・・・
事前に電話で予約不要で参加できる、ということを確認していたのにだ。
「くっ、なんてことだ」
スタッフさんいわく、今年はたけのこの裏年のため去年よりもたけのこの量が少ないそう。(たけのこは一年ごとに裏年、表年があり、たけのこの発生量に差が生じる)
そのため受け入れ枠数が少ない。
それに加え、たけのこ掘りに参加する人数が年々増えているのだそう。
なぜみなたけのこ掘りをしたいのか?
たけのこが苦手な自分がたけのこ掘りに行く理由はたったひとつ。
お受験対策である。
なんでも実体験させることで、記憶に定着するので、娘たちにはたけのこがどのように成長し、どうやって地面を掘り収穫するのか
その過程と労力を体験してもらいたい。
長女は採れたてのたけのこを食べて、たけのこが好きになったように、
次女にも少しだけ期待している。
その結果、長女は面接で「好きな食べ物はママが作るたけのこの天ぷらです!」
という100点の回答をした。
心の中でガッツポーズの両親。
娘が自分からこんなことを言うとは、嬉しい。
もし受験しないのなら、自分としてはたけのこ掘りはしなくてよいとすら思っていた。
たけのことは無縁な人生だった。
それが、たけのこ中心の週末が訪れるなんて。
自分の中ではシナチク、メンマくらいマイナーリーグの扱いのたけのこ氏は
世の中では意外と人気で、自分の知らないところで、たけのこイベントのプレミアムチケットは、簡単に手に入らないものだったということを学んだ。
遠くに行けば、もっと倍率の低いたけのこ体験はできるのだが近場で探すと、
抽選式が多く、30組の枠に270の申し込みがあった。
倍率9倍!
雙葉小学校よりも難関である。
そして現在、たけのこ掘りの権利争奪戦に二回続けて落選中。
なんてことだ。
誰がそんなにたけのこ掘りに行きたいのだろうか?
たけのこに関わらない人生を送ってきた自分の狭い考えでは、たけのこ掘りする家庭はすべてお受験組である!
という決めつけがあったので、この一連の経験から、スノーマンがなんなのか知らなかったのと同じくらい自分の無知を反省した。
そして、結局Aini (https://helloaini.com/) や有料のたけのこ掘り体験に4000円払って参加することになった。
苦手なものを収穫するのに、大人ひとり4000円って・・・みたいな愚痴は決して言ってはいけない。
「娘のお受験のためである」と自分を納得させている。
今回はたけのこ掘りだが、年間を通じて季節の行事はたくさんある。
田植え、稲刈りなどのありがち体験エピソードについて学校側はもう聞き飽きている
お受験のためになんでも実体験させることにしている我が家だが、ある教室の先生が
「みんな田植え・稲刈りをするから、その体験のエピソードで差別化することは難しい」
と言っていた。
それでも体験させたほうがよいのは、季節の認識である。田植えはいつするのか?
稲刈りはいつするのか?
七夕はいつなのか? こいのぼりはいつ飾るのか?
みてるだけでなく、作ったり体験して、学ぶほうが記憶に定着するからである。
次女は年中なので来年の11月(入学考査)まで冬はあと1回しかない。冬の行事もそうだが、それまでにどんどん体験させていかねばならない。
ということで昨日は潮干狩りへ。
今回は木更津の金田みたて海岸 潮干狩り場。
https://jf-kaneda.jp/event.html
アクアラインから近く、便利なロケーションのためか観光バスが数台団体のツアーで来ていた。
海岸近くではあさりの漁獲高は低かったが、20メートルほど奥に行くと、わっさわっさと収穫できた。
「子どもの記憶に残る良い体験になった」と思いたいが、肝心の本人は、あさりには興味なし。
砂で山を作って遊んでいた・・・
お出かけをしたときはそのことを絵日記に書くことにしている。記憶に定着し、ひらがなや絵画、巧緻性の向上になる。
しかし、砂のお山とかき氷しか覚えていなかったようである・・・